Story
~Libertadの服作り~
Libertad(リベルタ)は国内屈指の技術を誇るクラフトマンを集めて作る純国産ジーンズです。
素材となるデニムは糸の染色方法からこだわり、ヴィンテージの風合いと洗練されたスタイリッシュさを併せ持つ、ベーシックで飽きのこないアイテムを提案しています。
生地
Fabric
「デニムの聖地」
岡山県井原市の老舗生地メーカーにて生産した最高級セルビッチデニムを使用。
縫製
Sewing
ミシンを踏み続けてその道60年、「縫製の神様」と呼ばれる熟練の職人による国産品質
加工
Vintage Wash
世界最高水準の加工技術。
"神の手"を持つ天才職人による唯一無二のヴィンテージ加工。
デザイン
Design
身に着ける人を上品でスタイリッシュに。
機能美を追及したシンプルでミニマルなデザイン。
生地
◆厳選した最高級の国産セルビッチデニム
ジーンズの醍醐味である経年変化、色落ちを楽しむ上で欠かせないのが「セルビッチデニム」と呼ばれるデニム生地。
Libertadは、世界でも「最高品質」といわれる岡山県産の最高級セルビッチデニムを厳選して使用しています。
原材料となる綿の産地から、タテ糸とヨコ糸の糸の太さ、そして染め方や染料にまでこだわり、穿き続けた際の色落ちと穿き心地を追求しています。
◆セルビッチデニムとは?
【セルビッチ】とは、旧式の力織機を使って織られるデニムのことで、生地の両端に「耳」と呼ばれるほつれ止め処理が施され、この部分に赤い糸でラインが入っているものが「赤耳」などと呼ばれています。
旧式の力織機は、調整に職人の技術と経験を要するアナログな機械であり、
このセルビッチデニムを使用したジーンズを穿き込むと、現在の織機とは異なる独特の色落ちやヴィンテージ感が現れる為、ジーンズファンには絶大な人気を誇っています。
しかし生地を織る際の生地巾が狭いので生産効率が悪く、1台の織機で1日に織ることの出来る生地は約40mと生産効率が悪く、量販向けにはあまり使用されません。
縫製
◆その道60年、「ジーンズ縫製の神様」と呼ばれる熟練の職人
Libertadのジーンズは岡山県の「井原市」にて縫製されています。
その井原市にある「岡山の至宝」、関係者からは「ジーンズ縫製の神様」と呼ばれる一人の女性。
齢75歳、中学校を出てから現在に至るまでその道60年、毎日ミシンを踏み続けてきた熟練の職人である彼女こそ、Libertadのジーンズ達の「お母さん」。
そんな彼女の厳正な品質管理のもと、「少しでも納得がいかなければほどいてでも縫い直す。」と、一本一本丁寧に縫製されています。
等間隔に真っ直ぐ走る、美しさまで感じることのできるステッチワークで、困難な縫製仕様も難なく縫い上げる60年の熟練の技。
Libertadのジーンズに足を通せば、必ずその丁寧さと彼女の温かさが伝わってきます。
◆「本物」を知り、物作りへの信念を貫く縫製工場
岡山県に限らず、日本国内には数多くのジーンズ縫製工場があります。しかしその中でも、「本当に良い物作り」を続ける工場は年々減り続けています。
Libertadのジーンズを縫製する工場を運営しているのは、若い頃から「本物」の洋服を求め続けて得た感性と、物作りに対して真っ直ぐな信念を持つ、「兄貴」と呼ばれる名物社長。
彼の持つ智慧、ブレることのない物作りへの姿勢と、「神様」と呼ばれる職人の技術、そしてこの縫製工場のみなさんの人情と大きな愛情こそが、Libertadのジーンズのバックボーンになっています。
加工
◆世界最高の加工技術。「神の手」を持つ天才職人
Libertadのジーンズのヴィンテージ加工は、通常の工場で行われる流れ作業ではなく、一人の職人が専属で担当します。
その彼こそ、「世界最高技術者」との呼び声の高い「神の手」を持つ天才職人。
世界のスーパーブランドのデザイナーも絶賛する彼の加工技術は、「次元が違う」と言っても過言ではありません。
そんな彼が自らその技術と感性を詰め込んで1本1本「オーダーメイド」で制作するのが、Libertadのヴィンテージ加工デニム。
彼の手によって表現されるデニムの表情は、「作品」「アート」と呼ぶにもふさわしい逸品。そしてその作品は人が足を通すことで初めて完成します。
多くを語っても伝わりません。
実際に触れて、穿いていただければ必ず分かるはずです。
◆ヴィンテージ加工への飽くなき追求
Libertadのデザイナーは、15年以上に渡ってデニムのヴィンテージ加工を追求してきました。
擦って色を落とすだけではなく、手作業で何度も何度も擦っては染めることを繰り返しながら、通常の何倍も手間暇をかけて制作される1本のジーンズ。
手間をかければあけるほど、その表情は豊かに、そして奥行きを増していきます。
量産では絶対に表現できない高級感と存在感を持つ、珠玉の一本。
そして現在もLibertadはより素晴らしいヴィンテージ加工を求めて、職人と一緒に日々研究を続けています。
デザイン
◆機能性と耐久性を兼ね備えた、シンプルでミニマムなデザイン
リベルタは「飽きのこない」シンプルでミニマルなデザインを追及しています。
高級感と上品さを意識して無駄なデザインを全て削ぎ落とし、長期間ご愛用いただけるようにタフさと機能性を追求した作りになっています。
◆穿く人を魅力的に見せる、計算されたシルエット
Libertadのジーンズの定番パターンである「Cigarette」(シガレット)は、デザイナーが「スタイリッシュに穿くことのできるジーンズ」を追求し、10年以上パターン改良を繰り返して完成した5ポケットのスリムテイパードシルエット。
穿く人が「スタイリッシュに」「魅力的に」見えるように、股上やウエスト、ヒップのバランスを黄金比に設定し、膝から裾にかけて緩やかにテイパードさせたこのシルエットは、細身から体格の良い人まで幅広くフィットする黄金のシルエットです。
ヒップをスッキリと見せるポケットの形状と位置、浅すぎず深すぎない股上に細身のレッグラインが足長効果をもたらします。
ジャストサイズでタイトに穿くのはもちろんのこと、ワンサイズ大き目を選んで少しゆったり穿いても綺なラインが出るLibertadの自信作です。
Libertad Raw Collection
Details
【フロントボタンフライ】
フロント部は黒塗りのドーナツボタンを使用。エイジングによる色落ちで、「味」が出るように考慮しています。
【縫製糸】
縫製糸にはあえて綿糸を使わずに強度を優先。芯の部分がポリエステル、表面は綿で生成される「コアヤーン」を使用。
綿糸よりも強度があり、表面は綿のため、生地に馴染んで色落ちをするのが特徴です。
【ベルトループ・革パッチ】
ベルトループは機能性を考え計算された位置に配置され、セルビッチデニムのIDである「耳」を使用。
【赤耳】や【青耳】など、生地ごとに異なる色をしたセルビッチのラインが、さりげなく素材の上質さを主張します。
エイジングにより渋みを増していく本牛革を使用したオリジナル革パッチはループと同様、中にベルトが通るように取り付けられています。
【バックポケット】
ジーンズを長年穿いていると、「バックポケットが破れてしまった」ということがありませんか?
【Libertad】のジーンズは、バックポケットに裏から当て布を合わせて二重にすることで、長年の着用によるバックポケットの劣化を軽減。
オリジナルのカーブステッチをデザインし、財布や携帯電話を入れても簡単には破れません。
あえて無駄な装飾はせずに、シンプルさと機能性を追求しました。
【チェーンステッチ】
裾は下糸に赤糸を使用することで、裾を折り返した際に【赤いチェーンステッチ】が覗く仕様になっています。
裾のチェーンステッチ(環縫い)には、オリジナルは国内にも数台しか現存しないといわれているヴィンテージミシン・【ユニオンスペシャル】を使用しています。
この【ユニオンスペシャル】を使用したチェーンステッチは、着用と洗濯を繰り返すうちに裾部分に強い捻じれが生じ、独特の味が出てきます。
【刺繍パイピング】
ジーンズ内側の縫製の丁寧さと見映えにこだわることで独自に開発したオリジナルの縫製仕様「刺繍パイピング」。
Libertadのジーンズを裏返して見て下さい。
リバーシブルと言われても通用するかのような綺麗な縫製仕様は、たくさんのノウハウと高い技術を持つ縫製工場だからこそできる匠の技です。